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中国人女性との「結婚ハウツー」


●中国人の実情

中国人と結婚しようとすれば、欧米人とは違った特殊事情がある事を考慮しなければなりません。まず、物価の違いということです。中国では公務員の平均月収は日本円で14,000円くらいで、外資系企業の社員など高給取りの部類に入る人でも70,000円くらいです。それでも充分生活ができるくらいの物価水準なのです。ただ、日本に来るという時の航空運賃は日本と変わりません。したがって会いたいから気軽に「日本へ来てくれ」とは言えないわけで、会いたい場合はあなたが中国に行くことになります。また、あなたが渡航費を負担するから来て欲しいというのも難しく、なぜなら中国人は日本人が気軽に外国へ行けるのとは違って、個人的な出国はとても困難で、定められたいくつかの国(主に東南アジア)への団体ツアーなどではじめて認められるくらいです。参加料金も上記の収入水準からすれば目の玉の飛び出るような料金で、一般市民にはとても無理な話です。めでたく結婚となった暁も、新婚生活は日本でということになります。所定の手続きを取れば(面倒臭いですが)中国人の結婚相手を日本に呼び寄せて同居することはできます。もしもあなたが女性で相手の中国人が男性であったとしても、あなたがお相手と一緒に中国で同居するのは、あなたが中国で仕事をする以外は不可能です。その場合も中国に招聘される外国人専家か日本の企業の駐在員しか方法はなく、いつかは日本への帰国を余儀なくされるわけで、現時点では中国での永住は不可能に近いでしょう。中国人との交際は、これらのことを了解した上でされる必要があります。また、お相手を呼ぶ際の渡航費は、当然あなたの負担となります。


●中国人との結婚の流れ

メールや手紙のやり取りとかで互いの気持ちを確認したら、あなたが中国に行ってお相手と会い、またお相手の家族とも会って結婚の合意に達したらそこで婚約ということになります。お相手の家が普通の都市なら問題ありませんが、田舎の僻地で外国人が立ち入れない「未開放地区」だったら旅行証がないと行かれません。ですから注意が必要です。次にあなたは一度日本に戻って、中国での結婚に必要な書類を準備します。そして、あなたはもう一度中国に渡り、お相手と一緒に中国の民政局で中国側の結婚手続きをします。帰国したあなたは、日本の市役所や区役所へ結婚届を出します。また、お相手には中国でパスポートを取得しておいてもらいます。パスポート取得に必要なあなた側の資料を中国に郵送します。お相手がパスポートを取得したら、あなたは入国管理局へ行ってお相手の入国申請をします。申請が認可されたら、あなたの手元にお相手の「在留資格認定証明書」が送られてきますので、あなたはそれを中国のお相手に送ります。お相手はそれを持って中国の日本国領事館へ行き、ビザの申請をします。ビザが下りたらやっと晴れて来日です。


●トラブルを回避するために

ひと頃より減りましたが、中国人花嫁が成田(関西)に着いた途端に、行方をくらましてしまうということがありました。これはそもそもお相手が最初から出稼ぎ目的で、結婚を日本へ入国するための手段としてしか考えていなかった場合です。このようなことを回避するために、交際期間中にお相手の意図をよく確かめることが必要です。また、最初から悪意ではなくても、同居を始めた後でお相手が突然家出したり帰国してしまうことがあります。一つは日本の生活に馴染めないことと、姑などとの人間関係の問題などがあります。しかし、多くは中国で都会生活をしていた女性が日本へ来てみると相手の家は山奥の農村で「騙された」と思って逃げ出してしまうというケースです。日本人側は騙したつもりはなくても、自分が抱いていたイメージとあまりにもかけ離れていた場合、中国人側は「騙された」と感じてしまうということがあります。もしあなたが農村の方なら、交際期間中に自分の住む地域についてきちんと説明し、相手に納得してもらった上で婚約することによって、このような行き違いから来るトラブルを回避することができます。いずれにしてもお相手は、言葉も通じず習慣も違う「外国(日本)」で、孤独と不安のうちに生活するのですから、頼れるのはあなただけです。あなたはお相手を日本へ呼んだという責任感をしっかりと持って、心のケアをしてあげることが必要です。そのためには「郷に入りては郷に従え」を一方的に押し付けるのではなく、相手の気持ちを尊重することが大切でしょう。また中国では夫婦共働きが基本ですから、女性の場合、専業主婦には耐えられないという人もいます。最後に、中国人は非常にプライドが高く、日本人とは比較にならないくらいの愛国心を持っています。もちろん中国人も中国の悪口を言いますが、外国人である日本人が同調したり、日本人が中国の悪口を言ったりしたら本気で怒り出します。その点も注意する必要があります。また、日本が過去に中国を侵略したという歴史的事実があることは謙虚に認めるべきで(内心でどう思っていようとそれは自由ですが)、そのことに関して相手の感情を逆なでするような発言は避けたいものです。このことは交際する間には、あえて話題にする必要はないでしょうが、中国人は子供の頃からかつての日本軍の中国侵略の映像などを見せられて育っていますから、聞きにくいことを言われてもあえて反論などしない方が賢明です。


●中国人との結婚の手続き

まず婚約が成立した時点で、あなたが取るべき手続きは、戸籍謄本を持って法務局へ行き、独身証明書を取得します。また、再婚の方は市(区)役所で離婚届受理証明(離婚の場合)や先妻(先夫)の死亡証明書(死別の場合)をもらうことも必要です。これらの書類は日本国外務省と駐日中国大使館領事部(もしくは領事館)で認証を得る必要があります。
次にその書類とその中国語訳(訳者の署名と判が必要)と在職証明書を持って中国に行き、お相手と一緒にお相手の本籍地(現住所ではなく)の省都にある省の民政局へ行って結婚手続きをします(一般の中国人同士の結婚手続きは本籍地の市クラスの民政局でできますが、外国人との結婚の手続きは省都の民政局でないとできません)。その時二人で写っている写真二枚と、お相手は戸籍証明が必要です。手続きは、まず近くの保健所で健康診断をさせられ、その結果が出るのが翌日か二日後、再度民政局へ行って手続きをしますが、結婚証をもらうまで一週間かかります。その後、公証処に行って、結婚証を見せて結婚に関する公証書を作成してもらいます。あなたはその公証書を持って帰国します。このとき、あらかじめ日本での婚姻届の用紙を持っていって、お相手に署名だけもらってくるといいでしょう。帰国したら、中国でもらった公証書とその訳文(訳者署名と判が必要)、お相手の戸籍証明(同様訳文が必要)と、結婚届を持って市(区)役所へ行って結婚届を出します。要は、まず日本で必要書類をそろえ、中国へ行って手続きをし、帰国してから日本で手続きをするという流れになります。あくまで、中国での結婚手続きの方が先で、あとから日本で結婚届を出します。この順序を間違えると日本では夫婦でも中国では夫婦と認められず、お相手が日本で同居目的のパスポートが取得できない可能性があります。



●お相手呼び寄せの手続き

まず、お相手がパスポートを取得するために、あなたの身元を保証し、結婚している事実を認め、お相手を呼び寄せたいという旨を書いた文書をお相手に送ります。手紙形式でいいのですが、中国語で書くか、中国語訳文をつけたほうが親切でしょう。お相手がパスポートを取得できたという知らせが入ったら、そのコピーを送ってもらい、管轄する入国管理局へ行きます。そしてお相手の入国申請をするわけですが、その時用意していく書類はあなたの戸籍謄本、住民票、在職証明書、納税証明書(源泉徴収票や確定申告書の写し)、お相手の写真、お相手のパスポートのコピー、二人で写っているスナップ写真などです。申請書や質問票、身元保証書、交際経歴書などは入管でもらって書き込みます。認可されたら約1〜3ヶ月であなたの手元にお相手の「在留資格認定証明書」が送られてきますので、それをお相手に送り、お相手はそれを持って中国の日本大使館領事部や領事館へ行って日本のビザ申請をします。



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